メタバースはユーザーを仮想空間に監禁して飼い殺すディストピアだ!

メタバースはユーザーを仮想空間に監禁して飼い殺すディストピアだ!

こう批判を浴びているのは、ご存じ「Meta (メタ) 社」だ。

Facebook から “Meta” に社名を変更し、
メタバース領域にビジネスを集中していくとのことで、
一時期話題をさらった。

というわけで今回は、

  • メタ社がメタバースへ領域の進出を決めた理由
  • メタバースはユーザーを飼い殺すディストピアとはどういうことか?
  • メタ社がなぜ批判にさらされているのか?
  • メタバースはどうあるべきか?

について、私見もまじえながら解説して行く。

正直、 現時点ではぼく自身、
メタバースにつよい魅力やチャンスを感じているわけではない。

しかし、

  • 仮想通貨
  • NFT
  • もろもろを総称してWeb 3

との関連が深い領域であるため、
その世界観を知っておいて損はない。

  • チャンスを見つけたときの初動を早くするため、
  • また、チャンスと見抜くための目 (知識)を養うため、

メタバースとメタ社について知っておこう。

お品書き

そもそもなぜメタ社はメタバースへの進出を決めたのか?

大きく理由は2つある。

メタ社がメタバースへの進出を決めた理由
  1. 強者の支配からの解放
  2. Web 3 での生き残りをかけた選択

1. 強者の支配からの解放

ひとつめの理由は、

  • Google
  • Apple
  • 規制当局

といった強者の支配からの解放である。

Facebook は、 おなじく広告収入を利益の柱とする、
Google、Appleのようなプラットフォーマーにはなれなかった。

彼らが用意した枠組みの中でビジネスを展開するしかなく、
つねに彼らに首根っこをつかまれているような状況がつづいていた。

どういうことかというと、

  • Facebook
  • インスタグラム

がメタ社のサービスであるが、コレ、

iPhone/Android端末ありきのサービス

なのである。

つまり、Google、Appleが元締めなのだ。

メタ社が巨大企業であることには違いないが、

Google、Appleに依存したビジネスモデル

となってしまっている。

彼らの一存で、利益が消し飛ぶなんてこともなくはない。

また、アメリカの規制当局からも、

規制スレスレのキワドイ個人情報収集

が標的となり、ひどく嫌われているようだ。

さいわいにも、Google ・Appleは、
Web 3 やメタバース領域への参入には慎重なスタンスを取っている。

時期尚早だと判断しているのだろう。

彼らに先駆けてメタバース領域に進出することで、

現状のGoogle・Appleのようなポジションを確保しよう

と動いたというわけだ。

また、偽名をつかいアバター同士でコミュニケーションを取るメタバースでは、

匿名性が前提(プライバシーを侵害するおそれが少ない)

ので、規制当局からの追求からも逃れられる。

  • 強者からの逃げ道として・・・
  • かつ、つぎこそは自分たちが強者となるために・・・

メタバースを選んだカタチだ。

2. Web3での生き残りをかけた選択

そしてもうひとつの理由は、

Web3で生き残るため

だろう。

Web 3 というムーヴメントが起こった背景には、

Google、Apple、Facebook (Meta) 、 Amazon、 Microsoft

という巨大な5大企業(以下GAFAM) ・・・

ガーファム!

および、彼らに類する、 独占的な企業に対するつよい批判がある。

なぜGAFAMが批判の対象となっているかというと、

  • ユーザーのプライバシーを吸い上げ、
  • そのプライバシーを原資として利益を得、
  • またその利益を牛耳っている (ユーザーに還元しない)

からである。

本来インターネットには、

個々が活躍できる経済圏

がつくられることが期待されていた。

しかしフタを開けて見れば、

GAFAMが情報や利益を独占する

結果に・・・

なんかおもってたんとちがう!

もっと個人が報われるべきだよね?!



そんな信念から生まれたのが“Web3”だ。

Web 3 は GAFAMにとって、 ひどく都合が悪い。

  • 検索エンジン
  • YouTube
  • スマホのアプリケーション
  • Office製品
  • Facebook
  • インスタグラム・・・

これらのプラットフォームをユーザーが利用してくれるからこそ、
GAFAMはユーザーの個人情報を収集でき、
その情報をつかって利益を上げられた。

しかしWeb 3 は、

  • GAFAMが提供するプラットフォームを利用せずとも、
  • おなじようなサービスをつくる

ことを可能にする。

これにより、 GAFAMが甘い汁をたっぷりすする姿を横目にみながら、

わずかばかりの施し (広告収入) を待つしかなかった

ぼくらの状況が一変する!!

ぼくらは、

GAFAMのプラットフォームを利用しない!

という選択肢を選べるようになるのだ、 Web 3 では。

つまり、ぼくらがその選択をすれば、
GAFAMは今まで得ていた情報・利益を得られなくなる。

その危険をいち早く察知し、
いち早く生き残るための行動に出たのがメタ社である。

・・・と、いうよりは、

Google、Apple ほどの余裕がない!

というのがホンネだろう。

Googleの検索エンジンに代替する技術はすぐにはつくれないだろうし、
Google ・Appleは、じつはWeb3のアプリケーションの首根っこをつかんでいる。

現状、Web 3 のアプリをサポートしているのは、

  • iOS (Apple)
  • Android (Google)

だからだ。

そのApple・Google が、 Web 3 のアプリを禁ずれば、
Web 3 ムーヴメントなんていともカンタンに消し飛ぶ。

(そんなことをすれば世間の批判の的となるのでしないだろうが)

いっぽうメタ社は、 そのような、

誰かの首根っこを掴む武器

を持ち合わせてはいない。

だからこそメタバースに一番乗りした。

22年7月時点で、およそ4000億円の赤字を計上しているが、
なお突き進みつづけている。

メタバースがユーザー飼い殺しの牢獄とはどういうことか?

メタ社がメタバースに進出すること自体は (どーでも) いい。

しかし、

  • 生き残ろうとする必死さからなのか
  • 首根っこをつかまれつづけた積年の恨みつらみ・妬みからなのか

はわからないが、メタ社は、

メタバース内の取引手数料47.5%

という摩訶不思議、 奇想天外な手数料を打ち出した。

メタバースに注力した以上、

  • いち早く利益を上げて、
  • 落ちた株価を取り戻さねば・・・

との意図もあるのだろう。

しかしこの手数料には、ユーザーだけでなく、
App Storeで手数料を30%むしり取っているAppleさんも、

メタさん、さすがにそれはやりすぎだよ

と苦言を呈した。

まぁぼくらユーザーからすれば、

どちらも大差ない!

と感じるのが滑稽なところだ。

同じ穴のムジナ同士の手数料批判コッケイ合戦は置いといて・・・

彼らはどこまでいっても、なにをやっても、

ひどく独占的 (Web 2的)

なのである。

メタ社は、

  • ユーザーをメタバースに閉じ込め、
  • 時間を浪費させ、
  • 手数料をふんだくり、
  • メタバース内の広告で利益を得る

というユーザーを金づるとしか見ていないビジネスモデルを、
飽きもせずくり返そうとしている。

手数料が常識の範ちゅうであったなら、
ユーザーは好んで牢獄におさまっていたかもしれないが、

ほぼ50%などという暴利

を打ち出したことで逆に、

ユーザーの目を覚まさせる

結果となった気がする。

ついでにAppleの手数料30%も気になり出すかもしれない。

  • 彼ら(特にメタ社)が墓穴をせっせと堀り、
  • 自ら墓石を準備する

かたわらで、
粛々とWeb 3 ムーヴメントは加速していく。

メタバースはどうあるべきか?

メタ社が実現しようとするメタバースの在り方を、

ディストピアの悪夢だ!

ディストピアとは?

反理想郷、暗黒世界のこと。

とし、痛烈に批判したのが、

  • ポケモンGO

で知られる、ナイアンティック(Niantic) 社のCEO、
ジョン・ハンケ氏だ。



メタ社が、

ユーザーの資源 (時間・お金)を奪う

方向に舵を切っているのに対し、
ナイアンティック社は、

現実とデジタルの世界を融合し、 より良くしていくためにメタバースを利用しよう

というスタンスだ。

具体例をあげるなら、

映画キングスマンのエージェント会議

みたいな世界観だと理解している。

キングスマンを知らない人のために、ごくごくカンタンに説明しよう。

キングスマンは、殺し屋(エージェント)の主人公が活躍する映画だ。

エージェントがボスから指令を受けたり、
異国の地に散らばったエージェントたちと連絡を取り合う際に、
メガネ型のデバイスを操作するのだが、
そのデバイスを通じて、

  • 物質としての相手がその場にいなくても、
  • 現実に面と向かって話すのとそん色なく、
  • 相手がまるで目のまえに居るかのように、
  • 会話やコミュニケーションが取れる

・・・という世界観。

これがまさに現実とデジタルの融合例だと考える。

キングスマンにかぎらず、ほかの映画やアニメでも、
このような世界観を目にしたことがあるだろう。

ナイアンティックが目指しているのは、きっとこういうものだ。

  • 重たいゴーグルをつけて、
  • メタバースに長時間ダイブする・・・

みたいなのがメタバースの世界観と言われるが
(そしてまさにこれをやろうとしているのがメタ社だが)、
やはり少し滑稽である。

メタバースに魅力を感じたとしても、
ゴーグル着用のストレスのほうが勝ってしまうだろう。

  • 必要に応じて、
  • メガネ型デバイスの操作ひとつで、
  • メタバースと現実世界をストレスなく行き来できる

ほうが、より近未来的、かつ実用的におもえる。

“メタバースに常時フルダイブ”という世界観は、

  • 通信が7Gくらいに進化して、 ストレスなく常時接続できたとき
  • あるいは脳と直接接続可能な技術が開発されたとき

に、日の目を見るのではなかろうか。

もしかしたらその頃の人間の価値観は、

肉体っていらないよね!

になっているかもしれない。

未来の新人類が獲得する価値観は置いといて、
ぼくら旧世代の人類は、

メタバースに何を求めるのだろうか?



メタ社が提唱する、

  • (めちゃくちゃポジティブな言い方をすれば)
    時間も忘れてしまうくらい、
  • エキサイティングな仮想世界での体験(←VR)

なのか、はたまた、
ナイアンティック社が提唱する、

  • 現実世界をデジタルと融合させ、
  • 道端を歩いていたらポケモンに出会える・・・
  • もとい、より豊かに・より便利に経済活動をおこなえる拡張現実(←AR)

なのか・・・

海外では、 スターウォーズの世界観になぞらえ、

メタ社をダース・ベイダー

ナイアンティック社をルーク・スカイウォーカー

という構図で両社の取り組みを見ているのがおもしろい。

ビジネス的には、
どちらがジェダイで、どちらがダーク・ジェダイという線引きはないだろうが、
少なくともぼくは、

ポケモンに出会いたい!



・・・もとい、ナイアンティック社の信念・思想に賛同したい。

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言い逃れ事項

本記事中の意見・見解は、著者の個人的な見解です。

仮想通貨への投資、 および資産の管理にはリスクが伴います。

投資の判断をするまえに、 あなたが興味を持った銘柄に対して、
あなた自身で調査することを忘れないでください。

以上を忘れず、 未来にワクワクして行こう! ☆彡

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この記事を書いた人

仮想ずーかまのアバター 仮想ずーかま 仮想のずーかま

仮想通貨投資家|未来を信じる3銘柄と心中(計200万円分投資済み)|短期で50万円も運用予定|乗り遅れても大丈夫!仮想通貨はまだまだこれから!|本業:ブロガー(希望)|実際は社畜が本業|心とお金の余裕を手に入れるための仮想通貨情報(考え方・投資方法・オススメ銘柄)を、仮想通貨が実現する未来像といっしょにお届け!|さぁ、みんなで未来にワクワクしようじゃないか☆

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