仮想通貨取引はカンタンです。
なぜなら、チャートを見て、下がったときに買い、
上がったときに売れば儲かるからです。
投資の本を見ると、 それができそうな気がしてくる。
しかし・・・

それがうまくいかねぇから損するんだろうよ!
っていうお話。
仮想通貨の魅力の1つは、その値動きの激しさ


あなたが仮想通貨投資をはじめようとおもった理由を当ててみよう。



・・・儲かりたいからでしょ?!
違ったならご容赦いただきたい。
だが十中八九、 儲かりそうだから仮想通貨に投資する気になったのだろう。
もちろんぼくも、そういう自然な動機がスタートだった。
それで、 仮想通貨取引所の口座を開設し、
何らかの仮想通貨を買ったとしよう。
しかし、あなたはその日から、
- アプリで毎日値動きを確認し、
- 上がったら喜び、
- 下がったら悲しみ・・・
という、ジェットコースターのような感情の起伏に、日々さいなまれることだろう。
短期間で1年分の一喜一憂を消費し、精神的に疲れ果てたある日・・・
その日も懲りずに、 値動きの激しいチャートを見つめるあなたは、
とうとう気づいてしまう・・・
「下がったときに買って、上がったときに売る」 をくり返せば、
手っ取り早く儲かるのでは?!
・・・約束してもいい。
かならずそう考えるようになる。
あなたがもし、過去のぼくとおなじ性格ならば・・・



どんな性格やねん!
年利160%と聞いて、
怪しい詐欺コインにもシッポ振って飛びついてしまうような性格だ。(だった)
もしぼくと似ても似つかない性格だったとしても、
上記のように考える日が来たなら、 こう伝えたい・・・
と。
短期トレードはジリ貧への入り口


「下がったときに買って、上がったときに売る」
これをうまくすれば儲かることは、 誰もが知っている。
が、問題はそれをする 「頻度」だ。
仮想通貨は値動きが激しい。
そんなチャートを毎日見つめていると、
短期的に売買をたくさんくりかえせば儲かる!
・・・ような気がしてしまう。
しかし実際に素人がこれを実行すれば、ジリ貧確定。
実感はないかもしれないが、
- 日本円の入金手数料
- 送金手数料
- 仮想通貨の取引手数料
これらの手数料を、 取引ごとに支払っているのだ。
利益が出ているときはまだいい。
問題は、損したときだ
見えないところで、こういう手数料を払っているので、
見かけ以上に損していることに気づけない。
1ヶ月後か、数ヶ月後かはわからないが、
フタをあけてみれば、



けっきょく負けたよね、 アハ !
となっている。
・・・なぜか?
短期的に何回も売買をくりかえすうちに、
が、 出た利益分を食ってしまうのである。
「アハ!」と笑って済ませている場合ではない。
・・・約束してもいい。
かならずそうなる。
あなたがもし、 手数料すら細かく計算するマメ人間ではなく、
過去のぼくとおなじ性格ならば・・・
まぁ、投資にかならずはないので、
「かならずそうなる」のくだりは冗談だが、
短期トレードというものは、得てしてギャンブルになりがちだ。
もし、あなたが、 事業の実現性を予測・検討し、
数年後にこの銘柄が伸びているだろう!
と投資したのなら、それは 「投資」だ。
結果、 損をしてしまったとしても、
それは「投資に失敗した」だけ。
しかし、チャートの上下を見て短期で何回も取引するのは、
あきらかに投資とは言えない。
・・・ひとはそれを「ギャンブル」と呼ぶ。
まぁ・・・仮想通貨市場自体に「ギャンブル“性”」があることは否定できない。
だが、あえてみずからそのギャンブル性を高める必要があるのかは疑問だ。
もう一度言うが・・・
たとえ勝率50%のギャンブルがあったとしても、
その誤差が10%以内(45〜55%)になるまでに、
3384回もの試行が必要らしい。
勝率5%もないであろう、仮想通貨の短期トレードに、
初心者が手を出すのはやめよう。
レバレッジ取引は破滅への入り口?!


レバレッジとは、 「テコ」という意味。
あの、テコの原理の“テコ”ね。
テコという意味のとおり、
から、そう呼ばれる。
要するにレバレッジ取引というのは、
なのだ。
株やFXの世界ではもとより一般的だが、
仮想通貨でもそのレバレッジ取引が可能。
FXのレバレッジは最大25倍というトンデモ設定となっているが、
日本国内の仮想通貨取引所では、法令により、レバレッジは「2倍まで」となっている。
2倍とはいえ、少ない元手からでも大きな額を動かせ、
大きく利益を出せる可能性があるのが、レバレッジ取引の魅力。
しかし、レバレッジ取引が、「諸刃のつるぎ」であることも理解しておこう。
大きく利益を出せる可能性があるいっぽうで、
大きな損失をこうむり、 サイアク借金を抱える可能性・・・
は滅多にないものの、元手を割らないように、 自動的に売却されてしまう。
つまり、売らなければのちのち価格が上がるかもしれない場合でも、
意図せず損失が確定してしまうのだ。
もちろんこれは、ユーザーが借金を負わないための救済措置ではある。
しかし、
のは大きなデメリットだ。
また、まれに自動売却が間に合わない場合もある。
その場合、 元手を割った分は利用者の負担となる。
海外では利用者の負担がゼロとなる「ゼロカット」というシステムが一般に普及している。
しかし、仮想通貨にかぎらずいろいろ遅れている日本では、そのような救済措置はまだない。
仮想通貨初心者にレバレッジ取引が向かない理由
50%下落することもしばしば
以上が、仮想通貨初心者にレバレッジ取引が向かない理由だ。
仮想通貨は値動きの激しさが魅力だが、
そのことがレバレッジ取引では悪影響をおよぼす。
仮想通貨取引は、MAXレバレッジ2倍。
つまり50%以上価格が下落すると、元本割れを起こす。
そうなるまえに“強制的に売却されてしまう”のは、
すでにお伝えしたとおり。
この強制的な売却と言うのは、すなわち、
を意味するので、 損失をふせぐために、
- 強制売却のまえに売却したり
- 資金を追加したり
など、損失をコントロールする必要性がでてくる。
50%下落というと相当な値動きだが、仮想通貨市場では毎年かのように起こっている。
つまり、仮想通貨のレバレッジ取引で利益を出す (損失を抑える)ためには、
こまめに価格をチェックする必要がある。
イコール、
ということだ。
しかしながら、 短期売買が初心者に向かないのは、 すでにお伝えしたとおりである。
短期的な値動きを予想して儲けるのは、
- 食事などの生命維持に必要な活動 「以外の活動」の優先順位はすべて後回しにし、(注: 妄想です)
- 体臭を漂わせ、(注: 妄想です)
- 目をバキバキにさせて 、(注: 妄想です)
- 四六時中チャートに貼り付いていられる、
プロのトレーダーが得意だ。
いっぽう、
- よく食べ、
- よく働き、
- よく眠る、
イチ会社員兼、仮想通貨初心者・・・あるいはトレード初心者が、
目ぇバキバキな彼らを出し抜き、 短期売買でバキバキ儲けることができようか?
・・・否、 彼らの養分となるだけである。
したがって、
- チャートの上下も見通せない
- あるいはぼくのように見る気がない
なら・・・
- 短期売買
- レバレッジ取引
このどちらにも手を出すべきではない。
仮想通貨初心者が、最大のリターンを得る方法


投資の神様と呼ばれるウォーレン・バフェットは、
何度相場が暴落しても、 投資した銘柄を持ちつづけた。
彼はその結果、世界一の金持ちになった。
彼の投資スタイルに学ぶなら、 自分が評価した銘柄は、
と考えることができる。
つまり、
だ。
短期売買は論外。
レバレッジ取引も短期売買による運用が基本となるため、 ガチホには向かない。
( 値動きの激しい仮想通貨市場では、 短期間で強制売却されてしまう可能性が高い)
となれば、
・・・という結論になる。
そもそも投資という行為は、5年後、10年後・・・あるいはもっと先に、
を信じ、応援する気持ちでするものだ。
その未来が実現するまえに売ってしまっては投資の醍醐味が薄れるし、
最大のリターンは得られない。



投資した金額が○倍になったら・・・ウヒヒ
そう考える気持ちは良くわかるが、 それは投資じゃなく、
お金の算段だけしている「マネーゲーム」だ。
未来を信じ、 応援できるくらい、
投資する銘柄について良く知るべきだ。
みんなが買ってるから・・・
誰々がオススメしているから・・・
そういう理由で買うと、価格が下がったとき、スグに売ってしまいたくなる。
我慢できず売った結果、 損をしてしまう。
・・・これは、 投資の鉄則である。
いかに仮想通貨初心者であろうと、例外はない。



よくわらないなら、 買うな!



買いたいなら、よくわかるまで情報収集しろ!



だっ!
偉そうなことを言って申し訳ない。
しかし、これはぼくの意見ではなく、
“投資の鉄則”であることを忘れてはいけない。
どの銘柄に投資すべきか ?
それを知る近道は、銘柄についてではなく、
まずは、「仮想通貨そのものについて知ること」だ。
仮想通貨の基礎知識 (ブロックチェーンの仕組み) から、
頻繁に出てくる呪文のような用語 (マイニング・コンセンサスアルゴリズム)まで、
ひと記事でまるっと解説した記事を参考にされたし。



ホイジャーマタ!
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